更新

  • 2018年8月26日 : 「隣人を愛するように」    坂井賢治牧師
  • 2018年8月19日 : 「求めて 祈って 今、拓かれて」   横田千代子
  • 2018年8月12日 : 「神に造られた新しい人」   坂井賢治牧師
  • 2018年8月5日 : 「主イエス、子どもを祝福する」   坂井賢治牧師
礼拝堂 埼玉県新座市栄4-6-17



これまでの説教要旨 2018年8月
「隣人を愛するように」    坂井賢治牧師
聖書 ホセア書11:1〜9 ,マルコによる福音書 12:28〜34
2018年8月26日   三位一体後第十三主日礼拝
ホセア書11章1-9節には、イスラエルにたいする神様の美しく、優 しい愛が記されています。神様は、イスラエルをエジプトから助け 出し、愛された、と言っています。しかし、彼らは、神様の愛に応 えず、背き、偶像礼拝に陥りました。それでも尚、神様は、見捨て ることなく、敵に引き渡すこともなく、また破滅することもなく、 恵みを与えよう、という愛を持っておられました。
マルコによる福音書12章28-34節には、主イエスの愛についての 教えが記されています。
第一の掟は、「わたしたちの神である主は、唯一の主である。 心を 尽くし、精神を尽くし、思いを尽くし、力を尽くして、あなたの神を 愛しなさい」、 第二の掟は、「隣人を自分のように愛しなさい」と いうことです。
この二つの掟から導き出されることは、神様を愛すること、自分 を愛すること、そして隣人を愛することは、別なことではないという ことです。
隣人について、神様の愛に生かされている私たちは、全ての人を 差別することなく受け入れることが大切です。また私たちの主である 神様の前において、全ての人が愛されているのですから、私たちは、 神様を愛し、自分を、そして隣人をも愛し、共に生きるのです。

「求めて 祈って 今、拓かれて」   横田千代子
聖書 マタイによる福音書 7:7〜12
2018年8月19日   三位一体後第十二主日礼拝
今、全国婦人保護施設等連絡協議会(全婦連)では「売春防止法」の改正、そして新しい法律「女性自立支援法」(仮称)の制定に向けて活動をしています。
なぜでしょうか?
それは「売春防止法」では救いきれない女性たち、暴力・貧困・障害・社会的孤立・性的搾取・家族機能の不全・複合差別、特に法の狭間にいる「若年女性」が零れ落ちています。「行き場のない、居場所のない女性・子ども達」その被害実態が噴き出しているからです
特に大きな問題は「暴力・性暴力」への対応です。その実態は深刻かつ凄まじい状況にあります。被害を受けて人は回復する権利があると思うのです。しかし、この実態に対応する法律が日本にはないのです。支援も限界です。何より職員の数が足りません。専門的な支援が必要ですが専門職配置も不備です。
2015年(平成27年)7月15日「売春防止法改正実現プロジェクトチーム」を立ち上げに至りました。(毎月1回開催)心強い現場からの改正になり、大きな力を得ました。 2018年7月30日  待望の「国の検討会」が開かれました。
『困難な問題を抱える女性への支援のあり方に関する検討会』
 内閣府男女共同参画局・法務省(刑事局・矯正局)・警察庁生活安全課・厚生労働省の局長他5人の参加、17団体の参加がありました。次回2018年8月23日です。全婦連のプレゼンテーションです。  私たちが新法に求めている対象者は「様々な複合的困難を抱え、自立に向けた支援を必要とするすべての女性、そして同伴する子どもたちなのです」。今、ワンストップセンター(暴力被害を受けた人が72時間以内に受診すると避妊ができます)全国に45か所設置されています。次に取り組むのは中長期の支援ができる「性暴力被害者回復支援センター」です。日本には一つもありません。
「行動を起こすこと」「信念をもって求める事」次の目標に祈りを込めて向かってゆきたいと思っています。 (いずみ寮施設長・大泉ベテル教会員)

「神に造られた新しい人」   坂井賢治牧師
聖書  ミカ書6:1-8 エフェソの信徒への手紙4:25-32
2018年8月12日  三位一体後第十一主日礼拝
新しい人とは、エフェソ4:21で、「キリストについて聞き、キリストに結ばれて教えられ、真理がキリストの内にあるとおりに学んだ人」のことを指しています。
4:22に、古いものを脱ぎ捨て、新しい人は、イエス・キリストを着る、と言われています。それは、洗礼を受けた人のことです。 それらの人々は、説教において、イエス・キリストに聞き、イエス・キリストに学ぶことになります。それ故、4:2で、新しい人は、新しい生活をしなさい、と言っているのです。 即ち偽りを捨て、互いに福音を語ることに努めるのです。そのために、礼拝が最も重要な場所となるのです。
著者は、怒ること、盗みと悪い言葉は、新しい人には相応しくありません、と言っています。そして、悪い言葉が聖霊を悲しませることになるのです。
キリスト者は、洗礼の時からイエス・キリストのものであるしるしとして、聖霊を与えられ、聖霊こそが、救いの完成の確かさを与えて下さいます。 それに逆らった行動をすることは、聖霊を悲しませ、聖霊を通して、み言葉を送って下さる父なる神様のみ心を痛めることになるからです。 新しい人の生活は、「無慈悲、憤り、怒り、わめき、そしりを一切、悪意と一緒に捨てる」生活、そして赦し合う生活です。
神様によって造られた新しい人は、良き礼拝者であり、主イエスの言葉に従い、新しい生活を始めるのです。

「主イエス、子どもを祝福する」   坂井賢治牧師
聖書 詩編127:11-5,マルコによる福音書10:13-16
2018年8月5日 三位一体後第十主日礼拝 (平和の聖日)
人々は、主イエスのように霊的な力を持つ人であれば、それだけ大きな祝福が与えられる、と考えていたので、主イエスに触れて頂くだけで親は安心したのです。
しかし、弟子たちは、集会が邪魔されないように、と考え、人々を叱り、子どもたちが主イエスの側に行くことを許しませんでした。 ところが、主イエスは、それを御覧になられ、非常に憤られました。親たちを叱った弟子たちが主イエスに叱られることになったのです。
そして、主イエスが「子どもたちをわたしのところに来させなさい。妨げてはならない」、また「子どものように神の国を受け入れる人でなければ決してそこに入ることはできない」と言われました。 その理由は、子どもたちが神様に対する素直な信頼を持って、神の国を受け入れるからです。
神様に祝福された人々が、神様を信頼し、信じる者となり、教会を形成して行きます。教会こそが、平和を語り伝え、信仰者に変化が現れ、周囲の人々へそれが伝えられ、平和実現の道が開かれて行くのです。 私たちがこのような生き方をする時、この地上から戦争がなくなり、人間関係が穏やかになり、平和への希望が強められて行きます。
さあ、共に平和の福音を携えて、それぞれの生活の場へと戻り、平和の実現のために行動し、祈りを熱心にしましょう。

 2018年7月の説教 トップへ

© 日本キリスト教団 大泉ベテル教会.All Rights Reserved.