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  • 2017年8月27日 : 「あなたの罪は赦された」森史子牧師
  • 2017年8月13日 : 「打ち砕かれた心」 伊藤瑞男牧師
  • 2017年8月6日 : 「同労者たち」小倉和三郎牧師
礼拝堂 埼玉県新座市栄4-6-17



これまでの説教要旨 2017年8月
「あなたの罪は赦された」      森 史子 牧師
聖書   ル カによる福音書 5:17〜26
2017年8月27日  三位一体後第十一主日礼拝
「イエスはその人たちの信仰を見て、『人よ、あなたの罪は赦され た』と言われた。」 その人たちとは、中風を患っている人と彼をイ エスのもとに運んできた人たちです。その人たちの行動は、大胆で 非常識にも見えるものでした。
だが、主イエスは、その中に「信仰を見て」言葉を与えられたの です。病を癒す主の存在を知り、藁をもすがる思いで出来るだけイ エスの側に置きたい! 目を留めて頂きたい!思い。 主イエスへの 信頼と病人の癒しを願う必死な思いが届いたのでした。
主イエスの言葉「あなたの罪は赦された」は、病人の霊肉共に癒 す事ができる解放の言葉です。病は神への罪の結果とされていたこ の時代で、病人が癒されている事実は、最高の希望です。人の尊厳 を取り戻す新たなスタートのチャンスです。「罪の赦し」は、最高の 癒しの言葉です。
しかし、律法学者達は主イエスの言葉に込められた御心を感じる 事ができず、認めませんでした。そこでイエスは彼らに質問されま した。@あなたの罪は赦された,A起きて歩け、どちらが易しい か? そして答えAを言われました。@は、主ご自身の十字架の贖い の決心を含む、重みのある言葉だからです。
聖書をそのまま信じる事ができることは恵みです。疑ってしまう と目に見えなければ信じられなくなってしまいます。
共に救いの恵みの感謝し神に賛美を捧げましょう。

「打ち砕かれた心」    伊藤瑞男牧師
聖書  詩編34:19, 使徒言行録 9:1〜19
2017年8月13日  三位一体後第九主日礼拝
「主は打ち砕かれた心に近くいまし、悔いる霊を救ってくださる。」 詩編34:19
詩編34編は、1節に「ダビデがアビメレクの前で狂気の人を装い、追放された時に」と書いてありますので、 「打ち砕かれた心」の持ち主はダビデであることが示されています。ダビデは、主君サウル王の猜疑心の的となり、 イスラエルにいることができなくなり、隣の敵国ガトに逃れました。このときは、前途真っ暗の状態でしたが、ダビデは主によって救われたことを告白しています。  使徒言行録9章は、サウロ(後のパウロ)の回心の出来事を描いています。サウロは、キリスト者たちとその教会を激しく迫害した人です。 しかし、キリスト者たちは、サウロの迫害に動かされませんでした。 サウロは、彼らの信仰の堅固さに押されるようになり、自分の方が間違っているのではないかという疑いが強くなってきました。 疑いを打ち消すために、ますます熱心に迫害をしました。
しかし、ついに戦いに敗れました。光に照らされて、倒れ、目が見えなくなり、サウロは徹底的に打ち砕かれたのです。 同時に、「サウロ、サウロ、なぜわたしを迫害するのか」、「わたしはあなたが迫害しているイエスである」 と復活の主に声をかけられ、一瞬の内に主イエスを信じる信仰へと変えられたのでした。それがサウロと教会にとって驚くべき恵みとなりました。
私たちも長い人生の中で、心が打ち砕かれる時があると思います。
その時、主イエスに救いを求めるならば、必ず、答えてくださり、幸いへと導いてくださいます。

「同労者たち」    小倉和三郎牧師
聖書  フィリピの信徒への手紙 2:19〜30
2017年8月6日  平和主日  三位一体後第八主日礼拝
新約聖書には信徒パウロの手紙が多数含まれていますが、その手 紙の差出人がパウロ独りではなく、 連名であることは深い意味があ ります。フィリピへの手紙はパウロとテモテの連名です。 パウロは 獄中にあって苦難に耐えていましたが、孤立無援ではなく、テモテ と言う若い信仰の友、同労者が共にいました。パウロは彼を「息子 が父につかえるように、私に仕えました」(22節)と語っています。そ れは家族的な親しさではなく、共にキリストに仕えるために心を一つ にした姿です。
パウロにはもう一人同労者がいました。 それはフィリピの教会から 派遣されたエパフロディトです。パウロは彼を 「私の兄弟、協力者、 戦友であり、私が窮乏の時の奉仕者で、キリストの業のため死ぬ ほどの目に遭ったのです」 (25,30節) と感銘深く語っています。 このようにパウロと同労者たちは、 「喜ぶ者と共に喜び,泣く者と共に 泣く」 (ローマ12:15) 信仰による同労者の模範を示しています。
本日は「平和聖日」です。 広島に原発が投下された記念の日でも あります。 現在の国際関係は極めて険しくなり、北朝鮮による 核 攻撃の脅威が増してきました。この時点にあって教会の私たちは、聖書の 「彼らは平和の道を知らない。彼らの目には神への畏れがない。」 (ローマ3:17〜18)の御言葉を畏れと悔い改めをもって真剣に受け 止める必要があります。そして、 「御自分の肉を裂き、血を流して、 敵意という隔ての壁を打ち破って、平和への道を拓いてくださった キリスト」(エフェソ2:14)に心から信頼し従う決意を固めましょう。

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